01転職を決意したきっかけ
医学部卒業後、横浜の中規模病院で皮膚科の常勤医として8年勤務してきました。第一子・第二子の出産と育休を経て常勤復帰しましたが、当直・夜間呼び出しのある勤務形態と2児の育児の両立が限界になりました。最大の動機は、クリニック非常勤に転換することで、週3〜4日勤務で皮膚科外来に専念し、育児時間を確保できる働き方に変えたいと思ったことです。常勤医時代の年収は850万円前後でしたが、クリニック非常勤を週4日で組み合わせれば800〜900万円維持は十分可能と先輩女性医師から聞いていました。夫とも相談して、子どもが小学校低学年のうちは家庭時間を最優先する方向にキャリアを再設計する決断をしました。皮膚科は当直の少ない診療科ですが、私の所属病院は皮膚科救急体制が組まれており、夜間呼び出しが避けられない構造でした。働き方を変える時期だと判断しました。
02転職活動で一番大変だったこと、どう乗り越えたか
もっとも大変だったのは、復職時期と勤務形態のバランスを決めることでした。育休からの復帰直後は週3日からスタートしたい希望でしたが、収入面では週4日以上が必要で、子どもの保育園の預け時間と勤務時間の整合も含めた多軸の検討が必要でした。マイナビDOCTORの担当者と相談して、週3日(午前のみ)でスタートし、半年後に週4日(フルタイム)に増やせる段階的契約のクリニックを優先的に紹介してもらいました。次に大変だったのは、皮膚科クリニックの選定で美容皮膚科と一般皮膚科の業務比率の確認でした。クリニックによっては美容皮膚科の比率が高く、保険診療中心の経験しかない私のスキルとミスマッチになるケースがありました。担当者が各クリニックの保険診療と自費診療の比率を事前にヒアリングしてくれ、保険診療8割以上の純皮膚科クリニックに絞って応募できました。事前情報の質が活動効率を決めました。
03書類・面接で工夫したこと、効果があったテクニック
工夫したのは、復職前提の活動だからこそ職務経歴書に育休期間を明確に書き、ブランクなしの臨床経験継続を示したことです。育休中も学会参加や論文購読を継続していた事実を職務経歴書に追記し、皮膚科医としての専門性が衰えていない根拠を提示しました。次に工夫したのは、面接時に保育園のお迎え時刻と業務終了時刻のバッファ設定について、最初から具体的に確認したことです。担当者からは女性医師の復職は労働時間の細部まで事前に擦り合わせるほうが結果的にミスマッチが減ると教わり、その通り念入りに確認した結果、入職後の調整トラブルがゼロでした。応募先クリニックごとに、自身の皮膚科症例構成(アトピー性皮膚炎・蕁麻疹・痤瘡・皮膚腫瘍)を整理して提示し、即戦力性を数値で示しました。書類通過率は8割を超え、面接ベースでもオファー率6割という高い成果に着地できました。
04エージェント担当者とのやり取りで印象に残ったエピソード
マイナビDOCTORの担当者は30代後半の女性で、自身も2児のワーキングマザーで、皮膚科医の復職支援実績が豊富でした。初回面談で皮膚科医の育休復帰は、週3日午前のみからスタートして段階的に増やすパターンが定着しやすいですと経験談を踏まえて方向付けてくれたのが、その後の活動の自信につながりました。応募先クリニックの保険診療と自費診療の比率、女性医師の在籍率、産休育休取得実績まで事前にヒアリングしてくれた点が他社では得られない支援でした。最終的に内定を得た横浜市内のクリニックでは、週3日(午前のみ)スタート・半年後に週4日へ段階的増加・保険診療9割の純皮膚科という条件を、すべて担当者が交渉してくれました。年収は約820万円で常勤時代を維持しつつ、勤務時間は大幅に短縮できました。担当者の経験談に基づく助言は他社では得られない水準でした。
05転職して良かったこと/後悔していること
良かったのは、念願のクリニック非常勤医に復職できたこと、週3日(午前のみ)スタートで子育てとの両立が実現したこと、年収を約820万円で常勤時代維持できたこと、皮膚科外来に専念できる純皮膚科クリニックに入れたことです。子どもが小学校低学年のうちは家庭時間を最優先するという夫婦の方針を守れた点が一番の財産です。担当者の女性視点の助言も大きな心の支えになりました。悪かったのは、マイナビDOCTORの主軸は非常勤・スポット案件のため、常勤継続を希望する医師には選択肢が限られる点です。常勤と非常勤の比較検討をしたい場合は他社併用が現実的でした。また、首都圏中心の案件構成で、地方の女性医師向け非常勤案件は他社のほうが豊富という印象もありました。
06もう一度同じ転職をするか
はい
念願のクリニック非常勤に復職でき、週3日午前のみスタートで子育てとの両立を実現できました。年収を常勤時代維持しつつ家庭時間を最優先できる方針を守れたので、迷わず同じ選択をします。担当者の女性視点の助言が決定的でした。
07これから同じような状況で転職する人へのアドバイス
30代後半女性医師で、育休からの復職時期を迷っている方には、まず女性医師向けの時短勤務・週3〜4日勤務の非常勤案件に強いエージェントを選ぶことを強くおすすめします。一般的な医師向けサービスは常勤案件中心で、子育て両立の時短非常勤への踏み込みは浅いケースが多いです。次に、復職時期と勤務形態は段階的契約を提案できる担当者と相談してください。週3日(午前のみ)でスタートし、半年後に週4日に増やせる段階的契約は、子どもの成長と仕事のリズム作りに最適です。職務経歴書には育休期間を明確に書き、育休中の学会参加や論文購読も追記してブランクなしの臨床経験継続を示すことが必須です。応募先クリニックの保険診療と自費診療の比率、女性医師在籍率、産休育休取得実績まで事前ヒアリングしてもらえる担当者を選ぶと、ミスマッチが大幅に減ります。