01転職を決意したきっかけ
新卒で総合商社の事務職として入社し、貿易事務・経理サポート・営業アシスタントを8年経験してきました。安定した職場で居心地は良かったのですが、30歳を超えてからキャリアの先行きが見えなくなり、転職活動を始めました。最大の動機は、結婚を機に夫婦で子どもを持つことを考え始め、出産前に職種を企画・マーケ系に転換しておきたいと思ったことです。事務職のまま育休に入ると復帰後のキャリアアップが難しい、というのが商社業界では暗黙の認識でした。社内異動を希望する道もありましたが、商社では事務職から企画職への異動はほぼ前例がなく、年単位で待っても異動できない可能性が高いと判断しました。同じ商社業界の企画職に職種転換できれば、業界知識を活かしつつキャリアの新しい階段を上れます。女性として長期的にキャリアを積みたい、子どもができても働き続けたいという思いが転職活動の原点でした。育休復帰前提の条件で交渉してくれる担当者を探すことが、最初の課題でした。
02転職活動で一番大変だったこと、どう乗り越えたか
もっとも大変だったのは、事務職8年の経験を企画職の言葉に翻訳することでした。応募初期は、書類は通っても面接で企画経験の有無を厳しく問われ、答えに詰まる場面が何度もありました。リクルートの担当者と相談して、貿易事務時代の海外取引先との折衝経験を、企画職に必要な交渉力・データ分析力・複数ステークホルダー調整力に紐づけて言語化し直しました。次に大変だったのは、面談で「結婚しているので子どもの予定は」という質問が複数の企業で出たことです。直接的な質問は法律的にグレーですが、雑談の流れで遠回しに聞かれる場面が多くありました。担当者と事前に回答を擦り合わせておき、「ライフイベントの予定に関わらず、入社後3年は腰を据えて働きたい」と一貫して回答することで、面接官の不安を払拭できました。育休復帰前提の条件交渉も、担当者が企業側と事前に整理してくれたおかげで、私自身がデリケートな話題を切り出す必要はありませんでした。
03書類・面接で工夫したこと、効果があったテクニック
工夫したのは、事務職時代の業務を企画職の評価軸で再整理することでした。職務経歴書では、貿易事務での海外取引先との折衝経験を「取引条件交渉・契約書レビュー・複数部署調整」のキーワードで書き直し、企画職に求められるスキルセットに紐づけました。経理サポート時代に毎月作っていた管理会計レポートも、「データ分析・KPI設計・可視化」と書き直すことで、企画職の素養として評価されるようになりました。次に、応募企業ごとに志望動機をカスタマイズしました。総合商社のままなら業界知識の継続活用、専門商社なら特定商材への深掘りといった具合に、企業のポジションに応じて自分の強みの見せ方を変えました。担当者から「商社事務から企画への職種転換は、業界知識と数字感覚の2点で勝負しましょう」と方針を示してもらえたのが大きく、職務経歴書のブラッシュアップを5回ほど繰り返した結果、書類通過率が大幅に上がりました。
04エージェント担当者とのやり取りで印象に残ったエピソード
リクルートエージェント女性向けの担当者は30代後半の女性で、自身も育休復帰の経験がある方でした。初回面談で「商社事務から同業界の企画職への職種転換は、女性のキャリアアップの王道パターン」と明確に方向付けてくれたのが、その後の活動の自信につながりました。育休復帰前提の条件交渉は、「私が企業側と事前に整理しておきます」とサクッと請け負ってくれ、私自身がデリケートな話題を切り出す必要はありませんでした。最終的に内定を得た専門商社では、年収450万から580万への引き上げ、産休・育休取得実績ありの部署配属、復帰後の時短勤務制度活用可という条件を、すべて担当者が交渉してくれました。30代前半既婚女性のキャリア転換を、ライフイベント含めて長期視点で支援できる担当者は他社では出会えなかったと思います。担当者自身の育休経験談も大きな安心材料でした。
05転職して良かったこと/後悔していること
良かったのは、念願の企画職へ職種転換できたこと、年収が450万から580万に上がったこと、産休・育休取得実績ありの部署に配属が決まり、復帰後の時短勤務制度活用も内定時点で確認できたことです。30代前半既婚女性のキャリア転換は不安が大きかったですが、適切なサービスを使えば十分に可能だと実感しました。担当者の育休経験談も大きな心の支えになりました。悪かったのは、リクルートの女性向けサービスは女性歓迎・育休復帰前提に偏った求人が多く、女性として全社員に紛れて働きたいタイプの方には選択肢が偏ると感じるかもしれない点です。また、求人量は大手の本体(リクルートエージェント無印)と比べると絞り込まれているため、視野を広く取りたい場合は本体も並行で見るのがよいと感じました。担当者の質には個人差もあるようでした。
06もう一度同じ転職をするか
はい
念願の企画職へ職種転換でき、産休・育休取得実績のある部署に配属が決まりました。年収アップとライフイベント対応の両方を実現できたので、迷わず同じ選択をします。担当者の女性視点の支援が決定的でした。長期キャリアの見通しも立ちました。
07これから同じような状況で転職する人へのアドバイス
30代前半既婚女性で、出産前に職種転換を考えている方には、まず女性向け特化のエージェントサービスを利用することを強くおすすめします。一般的なエージェントだと、既婚で子どもの予定がある女性は事務系の安定職をすすめられがちで、職種転換のチャレンジを後押ししてくれない可能性があります。女性向けサービスなら、育休復帰前提の条件交渉や産休・育休取得実績ありの部署配属といった、デリケートな話題を担当者が代わりに企業と整理してくれます。次に、事務職経験を企画職の言葉に翻訳する作業に時間をかけてください。貿易事務の折衝経験は「交渉力・契約書レビュー・複数部署調整」に、経理サポートは「データ分析・KPI設計・可視化」に書き直すことで、職種未経験でも書類通過率が大幅に上がります。最後に、ライフイベントに関わらず3年は腰を据えて働きたいと一貫して回答する姿勢が、面接官の不安を払拭してくれます。