01転職を決意したきっかけ
食品メーカーで法人営業を6年やってきましたが、業界全体の成長率が落ち着いており、自分の市場価値の伸びにも次のステージが必要だと感じるようになりました。同年代の友人がSaaS業界に転職して、扱う商材の単価も、自分の年収も両方が大きく伸びている話を聞き、自分も20代のうちに成長業界に移籍したいと考えるようになりました。営業職としてのスキルは継続して活かしつつ、より大きな金額と複雑な提案に関わる経験を積むことで、30代以降の市場価値を高めたいというのが転職の動機です。年収UPと成長環境の両方を実現できる業界として、SaaS業界に絞って活動を始めました。
02転職活動で一番大変だったこと、どう乗り越えたか
一番大変だったのは「食品メーカー営業の経験はSaaS営業に活かせるか」を企業側に納得してもらうことでした。最初に応募した5社のうち書類通過は2社のみで、改善が必要だと感じました。リクルートエージェントのIT特化担当者から「BtoB営業の根本的なスキルは業界共通だが、扱う商材の構造とKPIの言語は完全に違う」とアドバイスをもらい、職務経歴書を全面再構成しました。具体的には、商材を物理的商品からサブスクリプション型サービスに翻訳し、KPIを販売数からARR・LTV・チャーン率に書き換えたことで、書類通過率が約3倍に改善しました。
03書類・面接で工夫したこと、効果があったテクニック
職務経歴書では、食品メーカー営業時代の実績をSaaS営業のKPIに直接マッピングする形に書き換えました。「年間訪問顧客数100社」を「年間ARR規模5億円のアカウントマネジメント」、「新規開拓20社成約」を「月間平均ディール3件のクロージング」、「リピート率90%維持」を「ネットレベニューリテンション90%相当の顧客成功実績」と翻訳しました。面接ではSaaS業界特有のKPI(ARR・MRR・LTV・CAC・チャーン率)について事前に学習し、自分の言葉で語れるよう準備しました。リクルートエージェントの担当者がSaaS業界用語集を共有してくれたのが、面接の自信に直結しました。
04エージェント担当者とのやり取りで印象に残ったエピソード
リクルートエージェントの担当者は30代前半の男性で、自身もメーカー営業からSaaS営業に転身した経験を持つ方でした。「同じ道を歩んだのでわかります、メーカー営業の経験は確実に評価されますよ」と言ってくれたのが本当に心強かったです。応募する企業選びも「業界トップ大手」ではなく「あなたの動機に最も合う事業フェーズの企業」で絞ってくれ、結果的に応募社数は12社と効率的でした。最終面接前にも、その企業のVPセールスの公開インタビューを共有してくれ、面接で「貴社のVPが語っていた営業組織の方針について」と切り出せたのが面接官の印象を大きく変えたと感じています。
05転職して良かったこと/後悔していること
良かったのは、念願のSaaS業界の営業職に就けたこと、年収が100万円UPしたこと、リモートワーク週3日が認められたことです。メーカー時代と比べて、扱う商材の単価が10倍規模に上がり、自分の意思決定が会社の売上に直結する実感が大きい仕事になりました。後悔は、もう少し早く動いていればよかった点。26〜27歳のうちに動いていれば、もっと選択肢が広かったかもしれません。20代後半は「未経験挑戦のラストチャンス」の感覚があるので、迷う時間を短くすることをお勧めします。30代以降は確実に選択肢が狭まる感覚を、活動中に他の候補者の話から痛感しました。
06もう一度同じ転職をするか
はい、もう一度同じ転職をします
異業種・成長業界への転職ができ、年収UPとリモートワークの両方が実現しました。20代後半のうちに動いたことで、その後のキャリアの選択肢も大きく広がっています。もう一度同じ選択をしますし、可能ならもっと早く動きたかったです。
07これから同じような状況で転職する人へのアドバイス
異業種の営業職に挑戦する20代の方には、まず「業界特化の担当者を指名できる大手エージェント」を主軸にすることをお勧めします。リクルートエージェントはIT特化担当が指名でき、SaaS業界の各社カルチャーや事業フェーズまで踏み込んだ情報を持っています。dodaやマイナビなど併用すれば求人量も担保できますが、書類添削と面接対策の質という観点ではリクルートエージェントのIT特化担当が突出していました。職務経歴書の翻訳作業を最低3回往復することが内定の鍵です。20代のうちに動くことが、その後10年の市場価値を決める分岐点になります。