01転職を決意したきっかけ
SIerに新卒で入社して4年目、業務システムのJavaでの保守開発を中心にやってきました。一定のスキルは身についた手応えはあったものの、自社の事業に直結するプロダクトを作っているという実感が薄く、自分が書いたコードがユーザーにどう届くかを体感したいという気持ちが強くなりました。同期や大学の友人が自社開発企業で活躍する話を聞き、20代のうちにモダンな開発環境とプロダクト思考を身につけたいと思ったのが転職の動機です。年収UPも目的の一つですが、それ以上に技術環境の刷新を求めていました。
02転職活動で一番大変だったこと、どう乗り越えたか
一番大変だったのは、SIerでの経験を「自社開発企業が求めるスキル」として伝えることでした。最初の3社は書類選考でなかなか前進せず、改善が必要だと感じました。マイナビの担当者から「SIerでの設計経験は自社開発でも価値があるが、伝え方を変える必要がある」とアドバイスをもらい、職務経歴書を全面的に書き直しました。「業務システムの保守開発」を「月間PV数億規模の基幹システムの安定運用と機能拡張」と表現し直し、関わった技術スタック・チーム規模・改善実績を具体的な数値で書き直したことで、書類通過率が大幅に改善しました。
03書類・面接で工夫したこと、効果があったテクニック
職務経歴書では、技術スタックを「Java、Spring、Oracle、Jenkins」とただ並べるのではなく、どのフェーズで何を意思決定したかを一段深く書きました。たとえば「Spring Bootへの移行プロジェクトで、Spring Securityのカスタム実装を担当」のように、自分の判断と関与を見せる書き方を意識しました。コーディング面接対策はマイナビの担当者と1回練習し、LeetCodeの問題を毎日1問解く習慣もつけました。技術面接では設計の意図や他の選択肢を取らなかった理由を問われることが多く、思考プロセスを言語化する練習がそのまま役立ちました。
04エージェント担当者とのやり取りで印象に残ったエピソード
マイナビの担当者は20代後半のエンジニア経験のある方で、技術的な質問にもエンジニア視点で答えてくれたのが心強かったです。「この企業はCTOがGoLang推しなので、Goを軽くキャッチアップしておくと面接で有利ですよ」「ここの会社はマイクロサービス構成なので、サービス間通信の話題が来る可能性が高い」など、企業ごとの細かい技術文化を共有してくれました。最後の内定先を決める際も、技術選択の自由度・コードレビュー文化・テスト書く文化など、エンジニアにとって重要な観点で比較表を作ってくれたのが大いに参考になりました。
05転職して良かったこと/後悔していること
良かったのは、念願の自社開発企業に入れたこと、技術スタックがJavaからGoとTypeScriptに刷新できたこと、年収が100万円UPしたことです。コードレビュー文化やテスト書く文化、ペアプロなどモダンな開発スタイルを日常的に経験できる環境に身を置けたのが何より大きな価値でした。一方で、20代前半のうちにもう少しモダンな技術にも触れておけばよかったと感じました。SIerでの4年は安定した経験を積めましたが、Goや関数型・コンテナ基盤に触れる機会が少なく、入社後3ヶ月は技術キャッチアップに時間をかけました。今振り返るとプライベートでも手を動かす習慣を持っておくと、移行がよりスムーズだったと思います。
06もう一度同じ転職をするか
はい
自社開発企業に入れたこと、技術環境が刷新できたこと、年収もUPしたことを考えると、もう一度同じ選択をします。20代のうちに動けたのが特に良かったです。30代に入る前にモダン技術に触れられたことで、その後のキャリアの選択肢が大きく広がりました。
07これから同じような状況で転職する人へのアドバイス
SIerから自社開発を目指す20代エンジニアには、まず「自分が関わった業務システムの技術スタック・規模・自分の判断ポイント」を1社あたり1ページにまとめておくことをお勧めします。職務経歴書を書く時に、この素材があれば書き直しが圧倒的にラクになります。エージェントはマイナビなどの手厚い系を1社(書類添削と面接対策のため)、レバテックキャリアやリクルートエージェントITなど求人量重視を1社の組み合わせがおすすめです。技術面接のためにLeetCodeやAtCoderを月10問解く習慣も併行して持っておくと、当日の安心感が違います。