01転職を決意したきっかけ
医学部卒業後、都内の大学病院で神経内科の常勤医として12年勤務してきました。脳卒中診療・神経変性疾患の研究と臨床を両立してきましたが、40代前半に入って研究室の運営負担と当直対応のバランスが崩れ、臨床力に集中したい思いが強くなりました。最大の動機は、民間病院の神経内科専門医ポジションに移ることで、研究負担を減らし、臨床症例の蓄積に集中したいと思ったことです。大学病院の年収は880万円前後で頭打ちでしたが、民間病院の神経内科専門医なら1100万円以上は十分狙えると先輩医師から聞いていました。妻とも相談して、研究を諦めるのではなく民間病院でも臨床研究を継続できる環境を探す方向で活動を始めました。脳卒中診療体制が整った急性期病院に移れば、症例数も大学病院以上に蓄積できると判断しました。臨床医としての長期キャリアを描き直す再設計でした。
02転職活動で一番大変だったこと、どう乗り越えたか
もっとも大変だったのは、神経内科という比較的少数派の専門領域での移籍先選定でした。一般的な内科系の案件は多くても、神経内科専門医を求める民間病院の案件は限られており、自分の希望条件(脳卒中診療体制あり・症例数多・当直月4回以下)を満たす案件の絞り込みに時間がかかりました。マイナビDOCTORの担当者と相談して、神経内科専門医向けの案件を関東圏で20件ピックアップしてもらい、その中から条件マッチ度の高い6件に絞り込みました。次に大変だったのは、大学病院の医局からの引き留めでした。教授から博士取得後10年は医局に残るのが慣例と強く引き止められ、退局のタイミング調整に半年以上かかりました。担当者から医局退局は半年〜1年の準備期間が一般的ですと教えてもらい、現職での後任引継ぎを丁寧に進めることで、最終的には円満退局できました。担当者の業界事情への精通度が活動を支えてくれました。
03書類・面接で工夫したこと、効果があったテクニック
工夫したのは、応募先民間病院の脳卒中診療体制・神経変性疾患の症例構成・リハビリ連携体制を事前に詳細調査したことです。マイナビDOCTORの担当者が病院ごとの直近5年のt-PA投与件数・神経変性疾患の外来症例数・リハビリ部門との連携プロトコルを共有してくれ、応募先の優先順位付けに役立てました。次に工夫したのは、職務経歴書に大学病院での研究実績だけでなく、臨床症例の即戦力データを年次別・疾患別に整理して提示したことです。担当者から民間病院は研究実績よりも臨床即戦力性で評価が決まりますと教わり、その通り念入りに準備した結果、書類通過率が大幅に上がりました。当直回数の上限設定を契約段階で書面化する交渉も担当者が病院側と粘り強く進めてくれ、最終的に当直月4回以下を契約書に明記する形で合意できました。専門領域特化の情報の質が活動の質を決めました。
04エージェント担当者とのやり取りで印象に残ったエピソード
マイナビDOCTORの担当者は40代男性で、神経内科を含む内科系専門領域に7年以上携わってきたキャリアコンサルタントでした。初回面談で大学病院神経内科から民間病院専門医ポジションへの移籍は、40代前半神経内科医のキャリア再設計の王道パターンですと方向付けてくれたのが、その後の活動の自信につながりました。応募先病院の脳卒中診療体制・神経変性疾患の症例構成・リハビリ連携体制を事前に詳細調査して共有してくれた点が他社では得られない支援でした。最終的に内定を得た都内民間病院では、当直月4回以下・臨床研究の継続可・神経内科外来枠の安定確保・年収1150万円という条件を、すべて担当者が書面化交渉してくれました。教授への退局挨拶のタイミングや言い回しまで助言してくれ、医局との関係を円満に維持しながら移籍できた点も大きな成果でした。担当者の専門領域への踏み込みは他社では得られない水準でした。
05転職して良かったこと/後悔していること
良かったのは、念願の民間病院神経内科専門医ポジションに移籍できたこと、年収が880万から1150万に上がったこと、当直回数が月8回から月4回に半減し家族時間を確保できたこと、臨床研究の継続も可能な体制を確保できたこと、医局との関係を円満に維持しながら退局できたことです。40代前半で体力・家庭・臨床力のバランスを取り直せたのは大きな財産です。担当者の専門領域への踏み込みも大きな安心材料でした。マイナビDOCTORの主軸は内科系全般のため、神経内科以外の他科専門医からの転科を含めた案件提示は限定的だった点は、専門領域を変えたい医師には注意点として共有しておきたいです。地方の中核病院の神経内科案件は他社のほうが豊富で、全国転居を視野に入れる場合は他社併用が現実的でした。
06もう一度同じ転職をするか
はい
念願の民間病院神経内科専門医に移籍でき、年収アップと当直負担減を両立できました。臨床研究も継続できる体制が整い、医局との関係も円満に維持できたので、迷わず同じ選択をします。担当者の専門領域への踏み込みが決定的でした。
07これから同じような状況で転職する人へのアドバイス
40代前半神経内科医で、大学病院から民間病院への移籍を考えている方には、まず神経内科という専門領域に踏み込める担当者がいるエージェントを選ぶことを強くおすすめします。一般的な内科系を一括りに扱うサービスでは、脳卒中診療体制・神経変性疾患の症例構成・リハビリ連携体制といった専門領域特有の評価軸への踏み込みが浅く、案件提示の精度が落ちます。次に、応募先民間病院のt-PA投与件数・神経変性疾患の外来症例数・リハビリ部門との連携プロトコルを担当者経由で事前共有してもらってください。応募先の優先順位付けに直結します。職務経歴書では、研究実績だけでなく臨床症例の即戦力データを年次別・疾患別に整理することが必須です。最後に、当直回数の上限設定を契約段階で書面化する交渉力を持つ担当者を選ぶことが重要です。後出しにすると入職後に条件が崩れます。