01転職を決意したきっかけ
製薬企業のマーケティング企画として10年勤務してきましたが、業界全体のデジタル化の波の中で、自分のキャリアの方向性を再考するタイミングでした。同時に、製薬企画で蓄積した「医療業界の意思決定構造への理解」「臨床現場とマーケティングを繋ぐ視点」を、より広い領域で活かしたいという気持ちが強くなりました。ヘルステック業界は近年急成長中で、医療現場の知見を持つ人材を強く求めていることも知り、業界変更を決意しました。子どもが小学生になり、教育費がピークを迎える時期でもあり、年収を維持以上に伸ばす必要があったのも大きな動機です。
02転職活動で一番大変だったこと、どう乗り越えたか
もっとも大変だったのは「製薬マーケティング企画10年」というキャリアを、ヘルステック業界のVP評価軸でどう翻訳するかでした。応募初期は書類通過率が3割未満で、改善が必要だと感じた時期もあります。リクルートダイレクトスカウト経由のヘッドハンターから「製薬マーケティング企画はヘルステック企業が最も欲しい人材像。医療現場のリアル、医師・薬剤師ネットワーク、治療プロセスへの理解は他では得られない」と再評価してもらえました。職務経歴書を全面改訂し、「医薬品のマーケティング戦略立案」を「医療業界のステークホルダーマネジメント実績」「ヘルスケアプロダクトの市場分析能力」と書き直したことで、通過率が大幅に改善しました。
03書類・面接で工夫したこと、効果があったテクニック
職務経歴書では、10年間のマーケティング企画業務を、ヘルステック企業のVPポジションに直結する観点で再構成しました。「年間マーケティング予算3億円管理」を「ヘルスケアプロダクトのGTM戦略立案」、「主要医師ネットワークへのアクセス」を「ヘルステック企業のドメインアセット」、「臨床現場でのインサイト収集」を「医療業界のUX設計能力」と翻訳しました。面接では「ヘルステック企業のVPプロダクトとして最初の100日で何をするか」を必ず聞かれるので、応募企業3社のプロダクト戦略を詳細に分析し、それぞれに合わせた100日プランを準備。リクルートダイレクトスカウト経由のヘッドハンターと模擬面接を3回行いました。
04エージェント担当者とのやり取りで印象に残ったエピソード
リクルートダイレクトスカウトで最も印象に残ったのは、40代の女性ハイクラスヘッドハンターとの伴走でした。自身も製薬企業から医療系IT企業のVPに転身した経験を持つ方で、「同じ道を歩んだのでわかります、製薬マーケティング企画の経験は確実に評価されますよ」と言ってくれたのが本当に心強かったです。最終内定後の年収交渉では、私の代わりに企業側に「業界相場と比較しても市場価値は提示額より上」と粘り強く交渉してくれ、+150万の上乗せを実現。さらに「育休復帰後の時短勤務制度」「リモートワーク週3日」も契約条件として確約してくれました。ヘッドハンターの存在が、30代後半女性の業界変更を可能にした決定的な要因でした。
05転職して良かったこと/後悔していること
良かったのは、念願のヘルステック業界に管理職として転身できたこと、年収が前職比+200万に上がったこと、ヘルスケア領域の知見を新業界でも活かせる手応えを得られたことです。製薬企画時代の医師ネットワークがヘルステック企業のVPプロダクトでもそのまま活きる場面が多く、市場価値の伸びを実感しています。振り返ると、もう少し早く動いていれば、もう一段大きな企業のVPポジションで入れた可能性もあった点。35歳より38歳は確実に選択肢が変わる感覚があるので、決断のタイミングは早いほうがよいと痛感しました。家族との将来設計と仕事の両立を、転職前に十分時間をかけて話し合うべきです。
06もう一度同じ転職をするか
はい、もう一度同じ転職をします
念願のヘルステック業界にVPとして転身でき、年収・管理職昇格・育児両立条件のすべてが改善したので、迷わず同じ選択をします。30代後半女性でも、求めればハイクラス・業界変更のキャリアを実現できることを証明できた経験でした。製薬企画からヘルステックVPへの転身は、業界横断の視点を持つヘッドハンターとの出会いで実現しました。
07これから同じような状況で転職する人へのアドバイス
30代後半女性のハイクラス・業界変更を考えている方には、必ず「ハイクラス特化スカウト型サービス」を主軸に据えることをお勧めします。リクルートダイレクトスカウトは年収800万以上のハイクラス層に特化しており、エージェント経由では出会えないVPクラスの独占案件に巡り会えます。JACなど特化型と併用するとさらに選択肢が広がります。職務経歴書は「過去の業務経験の羅列」ではなく「目指す職種に必要な機能別経験」として再構成することが重要です。年収交渉も必ずヘッドハンター経由で行うこと。育休復帰後の時短勤務制度・リモートワーク制度なども事前に交渉できる場合があります。