01転職を決意したきっかけ
商社で海外事業を25年やってきました。事業部長として5年勤め、48歳のタイミングで自分のキャリアの最終章をどう設計するかを真剣に考えていました。商社の中で執行役員クラスに昇格する選択肢もありましたが、急成長フェーズのベンチャー企業の経営層候補として、自分の経営経験を最大限に活かす経験を積むことが、人生最後のチャレンジとして相応しいと考えました。子どもたちもすでに大学生・社会人になり、家族の経済的な負担が一段落していたタイミングでもありました。新しい挑戦への意欲と、これまでの経験を社会に還元したいという気持ちが、転職活動の原動力でした。
02転職活動で一番大変だったこと、どう乗り越えたか
もっとも大変だったのは「商社事業部長」と「ベンチャー経営層候補」のスキルセット・期待値の違いを乗り越えることでした。商社事業部長は確立されたビジネスモデルの中で売上を伸ばす立場ですが、ベンチャー経営層は未確定の業務を自ら設計し、組織カルチャーの形成・採用・資金調達戦略を担う幅広い経験が求められます。doda X経由のヘッドハンターと職務経歴書を5回書き直し、「事業部長として年間取引高200億円の事業を統括」を「PL責任者としての経営経験」、「子会社設立・運営2回」を「ゼロから黒字化までのオペレーション設計経験」と翻訳することで、ベンチャー側の評価軸に合わせた書類に仕上げました。
03書類・面接で工夫したこと、効果があったテクニック
職務経歴書では、25年の商社経験と5年の事業部長経験を「ベンチャー経営層に必要な機能別経験」という観点で再構成しました。「海外駐在4回」を「異文化チームのマネジメント経験」、「子会社経営2回」を「ゼロから黒字化までのオペレーション設計経験」、「年間取引高200億円規模のディール経験」を「ベンチャー企業の意思決定スケール感覚」と翻訳しました。面接では「最初の3ヶ月で経営層として何をするか」を必ず聞かれるので、応募企業3社の事業内容を詳細に分析し、それぞれに合わせた100日プランを準備。doda X経由のヘッドハンターと模擬面接を4回行い、ベンチャー文化への適応を語る訓練を徹底しました。
04エージェント担当者とのやり取りで印象に残ったエピソード
doda Xで最も印象に残ったのは、40代後半の男性ヘッドハンターとの3ヶ月に及ぶ伴走でした。自身も商社からベンチャー経営に参画した経験を持つ方で、私のキャリア軸を完全に理解した上で経営層候補ポジションに絞った提案をしてくれました。「40代後半の業界変更は、企業側に若さの代替価値を示せるかが鍵。あなたの25年の経営現場経験は、若手では得られない価値です」と最初に明言してくれ、その視点で職務経歴書の再構成から面接対策まで一貫してサポートしてくれました。最終内定先の年収交渉では、ストックオプション付与の条件もあわせて交渉してくれ、IPO実現時の経済的なリターンも視野に入れた契約条件で決着しました。
05転職して良かったこと/後悔していること
良かったのは、念願のベンチャー経営層として実務の現場に入れたこと、年収はほぼ同等を維持しつつストックオプション付与により将来的なリターンを得られる契約条件を獲得できたこと、自分の25年の経営経験を急成長企業で活かせる手応えを得られたことです。商社時代と比べて、自分の意思決定スピードが10倍速くなり、判断の重みも段違いになりました。気づきとして、もう少し早く動いていれば、もう一段大きな企業の経営層ポジションで入れた可能性もあった点。45歳より48歳は確実に選択肢が狭まる感覚があるので、決断のタイミングは早いほうがいいと痛感しました。
06もう一度同じ転職をするか
はい、もう一度同じ転職をします
念願のベンチャー経営層として実務の現場に入れたこと、ストックオプション付与でIPO時の経済的リターンも視野に入れられたことを考えると、迷わず同じ選択をします。40代後半でも、求めれば経営層キャリアを実現できることを証明できた経験でした。次は数年後にIPOを実現することが、自分の最後の挑戦になります。
07これから同じような状況で転職する人へのアドバイス
40代後半の経営層キャリアチェンジを考えている方には、必ず「ハイクラス特化スカウト型サービス」を主軸に据えることをお勧めします。doda Xは年収1000万以上の経営層案件への独占的アクセスを持っており、エージェント経由では出会えない経営層候補・部長クラスの独占案件に巡り会えます。ビズリーチも併用するとさらに選択肢が広がります。職務経歴書は「過去の業務経験の羅列」ではなく「目指す職種に必要な機能別経験」として再構成することが重要です。年収交渉も必ずヘッドハンター経由で行うこと。ストックオプション付与など、年収以外の経済的条件も交渉できる場合があります。