01転職を決意したきっかけ
商社で海外事業を25年やってきました。海外駐在4回、子会社経営2回を経験し、52歳のタイミングで自分のキャリアの最終章をどう設計するかを真剣に考えていました。商社の中で執行役員クラスに昇格する選択肢もありましたが、急成長フェーズのベンチャー企業のCxOとして、自分の経営経験を最大限に活かす経験を積むことが、人生最後のチャレンジとして相応しいと考えました。子どもたちもすでに社会人になり、家族の経済的な負担が一段落していたタイミングでもありました。新しい挑戦への意欲と、これまでの経験を社会に還元したいという気持ちが、転職活動の原動力でした。
02転職活動で一番大変だったこと、どう乗り越えたか
もっとも大変だったのは「50代の業界変更」という壁です。応募できる求人を見つけること自体が第一の壁で、エージェント経由ではほとんど提案が来ませんでした。ビズリーチで「50代特化」のヘッドハンターを指名し、面談で「商社海外事業の経験を活かせるベンチャー経営参画案件を探したい」と明確に伝えたことで、初めて具体的な案件提案が始まりました。書類選考では「50代でベンチャー文化に適応できるか」という観点を企業側から確認されることが多く、面接の冒頭で「過去のベンチャー支援経験」「子会社経営での現場主義」を強調する練習を、ヘッドハンターと何度も行いました。
03書類・面接で工夫したこと、効果があったテクニック
職務経歴書では、25年の商社経験を「ベンチャー経営に直結する機能別経験」という観点で再構成しました。「海外駐在4回」を「異文化チームのマネジメント経験」、「子会社経営2回」を「ゼロから黒字化までのオペレーション設計経験」、「年間取引高数百億円規模のディール経験」を「ベンチャー企業の意思決定スケール感覚」と翻訳しました。面接では「最初の3ヶ月でCxOとして何をするか」を必ず聞かれるので、応募企業3社の事業内容を詳細に分析し、それぞれに合わせた100日プランを準備。ヘッドハンターと模擬面接を4回行い、ベンチャー文化への適応を語る訓練を徹底しました。
04エージェント担当者とのやり取りで印象に残ったエピソード
ビズリーチで最も印象に残ったのは、50代特化のヘッドハンターとの3ヶ月に及ぶ伴走でした。50代後半の男性で、自身も商社からベンチャー経営に参画した経験を持つ方でした。「50代の業界変更は、企業側に若さの代替価値を示せるかが鍵。あなたの25年の経営現場経験は、若手では得られない価値です」と最初に明言してくれ、その視点で職務経歴書の再構成から面接対策まで一貫してサポートしてくれました。最終内定先の年収交渉では、私の代わりに企業側に「市場価値は提示額より上」と粘り強く交渉してくれ、当初提示から+100万円の上乗せを実現。50代の業界変更を可能にした決定的な存在でした。
05転職して良かったこと/後悔していること
良かったのは、念願のベンチャー経営に参画できたこと、年収は前職とほぼ同等を維持できたこと、自分の25年の経営経験を急成長企業で活かせる手応えを得られたことです。商社時代と比べて、自分の意思決定スピードが10倍速くなり、判断の重みも段違いになりました。もう少し早く動いていれば、もう一段大きな企業への参画ができたかもしれない点は今後の学びです。50歳より52歳は確実に選択肢が絞られる感覚があるので、決断のタイミングは早いほうがいいと痛感しました。一方で、25年の商社経験があったからこそベンチャー経営でも即戦力になれたとも思います。
06もう一度同じ転職をするか
はい、もう一度同じ転職をします
50代でのキャリアチェンジを実現でき、自分の経営経験を急成長企業で活かせる場を得られたので、迷わず同じ選択をします。次は数年後にIPOを実現することが、自分の人生最後の挑戦になります。50代でも動けることを後輩世代に示せたのも嬉しい副産物でした。
07これから同じような状況で転職する人へのアドバイス
50代でのキャリアチェンジを考えている方には、必ず「スカウト型サービスの50代特化ヘッドハンター」を活用することをお勧めします。ビズリーチは50代エグゼクティブ層への対応経験が豊富で、エージェント経由では出会えない経営層案件に巡り会えます。職務経歴書は「過去の業績の羅列」ではなく「目指す職種・ステージに必要な機能別経験」として再構成することが重要です。年収交渉も必ずヘッドハンター経由で行うこと。50代は自分で交渉すると年齢を理由に低めに提示される傾向があるので、強い交渉力を持つヘッドハンターの存在は必須です。