01転職を決意したきっかけ
戦略コンサルティングファームで7年勤務し、シニアコンサルタントの立場でクライアント企業の経営課題に向き合ってきました。35歳を超えたタイミングで、これまでアドバイザリー側で関わってきた事業を、今度は当事者として動かしたいという気持ちが強くなりました。特にSaaS業界はコンサルプロジェクトでも頻繁に関わる業界で、その急成長を肌で感じる中、自分自身もそこに飛び込んで意思決定の連続を経験したいと考えました。家族とも相談した上で、年収を維持しつつ事業会社の経営層ポジションへの転身を目指し、転職活動を始めました。
02転職活動で一番大変だったこと、どう乗り越えたか
もっとも大変だったのは「戦略コンサル」と「SaaS事業責任者」のスキルセット・経験の違いを乗り越えることでした。コンサルはアドバイザリー業務で、実際に組織を率いた経験がない点を企業側に懸念されることが多く、最初の3社の面接では「実務経験の補強が必要」というフィードバックを受けました。ビズリーチでスカウトをくれたヘッドハンターの一人から「コンサルプロジェクトで実装まで関わった案件を強調する」「クライアント企業の意思決定者として動いた経験を実例で語る」というアドバイスをもらい、面接ストーリーを刷新したことで、4社目以降の通過率が大幅に改善しました。
03書類・面接で工夫したこと、効果があったテクニック
職務経歴書では、コンサルプロジェクト7年分の実績を「アドバイザリー業務」ではなく「事業実装を伴うプロジェクト」として再構成しました。「営業組織改革プロジェクト」を「クライアント営業組織50名のKPI設計・実装支援」、「新規事業立ち上げ支援」を「事業計画策定から初年度実装まで6ヶ月伴走」と書き換えました。面接では「コンサルとして経営層に提言してきた内容を、自分が事業責任者として実行する立場で語る」というアプローチを徹底。ビズリーチのヘッドハンターから「事業責任者を採用したい企業の関心事は、過去の提言の中身ではなく、それを実行に移せるかどうか」と教えてもらい、回答方針が明確になりました。
04エージェント担当者とのやり取りで印象に残ったエピソード
ビズリーチで最も印象に残っているのは、最終内定先を紹介してくれたヘッドハンターとのエピソードです。30代後半の男性で、自身も戦略コンサルから事業会社にキャリアチェンジした経歴を持つ方でした。「コンサルから事業会社への転身は、最初の3〜6ヶ月の立ち上げが重要」と率直に語ってくれた上で、入社後の100日プランの作成までサポートしてくれました。年収交渉の場では、私の代わりに企業側に「市場価値は提示額より上」と粘り強く交渉してくれ、当初提示から+100万円の上乗せを実現。担当者の業界知識と交渉力が、コンサルから事業会社への転身を可能にした決定的な要因でした。
05転職して良かったこと/後悔していること
良かったのは、念願のSaaS事業責任者として実務の現場に入れたこと、年収が前職比+200万に上がったこと、ストックオプションも一定数獲得できたことです。コンサル時代と比べて、自分の意思決定が会社の業績に直接結びつく実感が大きい仕事になりました。もう少し早く動いていれば、もう一段大きな企業の責任者ポジションで入れたかもしれない点は今後の検討材料です。35歳より37歳は確実に選択肢が広がるタイミングが限られてくる感覚があるので、決断のタイミングは早いほうがいいと痛感しました。ただし、コンサルでの7年の経験があったからこそ事業会社で即戦力になれたとも思うので、結果的にちょうど良いタイミングでもありました。
06もう一度同じ転職をするか
はい、もう一度同じ転職をします
年収・成長環境・市場価値のすべてが改善したので、迷わず同じ選択をします。コンサルから事業会社への転身は、決断のタイミングが重要だと痛感した経験でした。35〜37歳のうちに動けたことが、その後のキャリアの分岐点になりました。
07これから同じような状況で転職する人へのアドバイス
コンサルから事業会社へのキャリアチェンジを考えている方には、必ず「スカウト型サービス」と「特化型エージェント」の併用をお勧めします。ビズリーチは事業責任者・経営層クラスの独占案件が豊富で、エージェント経由では出会えない選択肢に巡り会えます。JACなど特化型と併用すれば、ハイクラス案件の選択肢を最大化できます。職務経歴書は「コンサルプロジェクトの羅列」ではなく「事業実装を伴う実例」として再構成することが重要です。コンサルファームでの最後の半年〜1年は、できるだけ実装側に深く関わるプロジェクトを選ぶと、転職活動の材料が増えます。