01転職を決意したきっかけ
前職のメーカー営業で5年目に入り、扱う商材も顧客も毎年同じパターンの繰り返しに感じるようになりました。営業ノルマは達成できていましたが、自分自身のスキルがこの会社の外でも通用するのか、特に成長業界であるSaaS・IT業界の営業として戦えるのかが不安でした。同期や大学の先輩がIT業界に転職して活躍している話を聞き、自分も今のうちに業界変更しないと30代以降の選択肢が狭まると感じたのが大きな理由です。年収UPと、成長環境で得られる新しい知見の両方を求めて、転職活動を始めました。
02転職活動で一番大変だったこと、どう乗り越えたか
一番大変だったのは「未経験のIT業界に、メーカー営業の経験がどう活きるか」を言語化することでした。最初に応募した10社のうち、書類通過は2社のみ。職務経歴書を「扱った商材」と「顧客」の羅列で書いていたため、IT業界の人事には魅力が伝わっていなかったのです。dodaの担当キャリアアドバイザーから「メーカーで顧客の長期検討プロセスを扱った経験は、SaaSの導入提案にそのまま使える」とアドバイスをもらい、職務経歴書をゼロから書き直しました。書き直し後の通過率は約3倍に上がり、面接にも自信を持って臨めるようになりました。
03書類・面接で工夫したこと、効果があったテクニック
面接で工夫したのは「メーカー時代の数字をIT用語に翻訳する」ことです。たとえば「年間顧客100社を担当」を「LTVベースで年間1.2億円の顧客アカウントを担当」と言い換え、「新規開拓6件成約」を「ARR数千万円規模の新規案件を6件クローズ」と置き換えました。dodaの担当者が業界用語のニュアンスを教えてくれたおかげで、面接官の反応が一気に変わりました。また、入社後の最初の90日のアクションプランを各社別に3パターン用意し、企業ごとに「貴社で何ができるか」を具体的に語れるよう準備したのも、内定の決定打になったと感じています。
04エージェント担当者とのやり取りで印象に残ったエピソード
dodaの担当キャリアアドバイザーには、最初の面談で「3年後どこにいたいですか」と問われたことが印象に残っています。私はその場では答えられず、1週間考えてから「SaaS企業でフィールドセールスからインサイドセールスへの仕組化を主導する人材になりたい」と返答しました。担当者はその回答を踏まえて、求人提案を「ただ営業職」ではなく「3年後の目標に近づく案件か」で絞り込んでくれました。結果的に応募社数は11社と絞られましたが、書類通過率・面接通過率ともに高く、効率的な活動になりました。担当者とのこの最初の対話が、活動全体の指針になったと思います。
05転職して良かったこと/後悔していること
良かったのは、念願のSaaS業界に入れたこと、年収が100万円UPしたこと、リモートワーク週3日が認められたことです。営業の対象が物理的商材からサブスクリプション型サービスに変わったことで、毎月の数字の積み上げ方も、顧客との関係構築のリズムも刷新できました。後悔しているのは、もっと早く動いていればよかったという1点。28歳での転職でしたが、25〜26歳のうちに動いていればもう一段上のポジションで入社できた可能性もありました。未経験の壁は年齢が上がるほど高くなるので、業界変更を考えているなら、迷う時間を短くすることをおすすめします。
06もう一度同じ転職をするか
はい
年収・業界・働き方のすべてが改善し、3年後のキャリアパスも見えるようになりました。リモートワークで通勤時間も削減できたので、生活全体の質が上がっています。同じ選択を取りますし、可能ならもっと早く動きたかったです。
07これから同じような状況で転職する人へのアドバイス
同じく異業種への転職を考えている方には、まず「自分の経験を新業界の用語に翻訳する」訓練を、エージェント担当者と一緒に進めることをお勧めします。一人で職務経歴書を書くと、どうしても前職での専門用語ベースになりがちで、新業界の人事には魅力が伝わりません。dodaのような大手エージェントは、業界特化の知見を持つ担当者が在籍しているので、初回面談で必ず「この業界の言語に翻訳する手伝いをお願いします」と明確に依頼してみてください。また、年収交渉は必ずエージェント経由で行うこと。自分で交渉するより50万〜100万の差が出る可能性があります。