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仕事を辞めたい40代へ|長期視点のキャリア再設計【転職ガイド】

悩みコラム 40代 公開日: 2026年5月8日 最終更新: 2026年5月8日 監修: 転職ガイド編集部(キャリアコンサルタント国家資格保有者監修)

40代で「仕事を辞めたい」と感じることは、キャリアの折り返しに立ち止まって全体を見直すサインでもあります。20代・30代と違い、判断する材料は「いま」だけではありません。60代までの収入設計、これから積む専門性、家族のライフプラン。三つの視点を並べて考えると、選択肢の輪郭がはっきりしてきます。

この記事では、長期で見たときに後悔の少ない進め方を、編集部が整理しました。まずは、自分の市場価値を客観的に確認するところから始められます。

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40代で「辞めたい」を感じる5つの主要パターン

40代の「辞めたい」は、原因が一つに絞れないことが多いものです。編集部の自社アンケート(40代142人)では、以下のパターンが上位を占めました。

40代でこのテーマに向き合うことは、決して特別なことではありません。むしろ、この時期に一度きちんと棚卸しをした人ほど、50代以降のキャリアが安定する傾向があります。

40代転職市場の実態を、データで確認する

「40代の転職は厳しい」と語られることがありますが、近年は管理職・専門職を中心に40代の労働移動は一定水準で続いています。まずは感覚ではなく公的統計で全体像をつかみましょう。

5〜10%台

40〜44歳・45〜49歳の転職入職率(男女・年齢階級によりレンジが異なる/令和6年)

出典:厚生労働省「令和6年雇用動向調査」

約40.5%

転職入職者全体のうち、前職と比べて賃金が増加した人の割合(令和6年)

出典:厚生労働省「令和6年雇用動向調査」

63.4%

40代の在職者で「現職に何らかの不満を抱えている」と回答した割合

出典:転職ガイド独自アンケート(2026年4月・142件)

ここから読み取れるのは、40代でも転職そのものは普通に起きており、年収維持・上昇の可能性も一定あるということです。一方で、20代・30代と比べれば指名度の高い募集に集中しやすく、職務経歴書での言語化と、ハイクラス系エージェントの併用が成果に直結しやすい年代でもあります。

「辞めたい」の中身を分解してみる

同じ「辞めたい」でも、原因によって取るべき行動は変わります。あなたの状況がどれに近いかを確認してみてください。

パターン① 業務のマンネリ・成長実感の薄さ

特徴:同じ業務の反復/新しい知識を学ぶ機会が少ない/社外で通用する自信が持ちにくい

対処の方向性:社内公募・新規事業への手挙げ、または隣接領域(DX推進・データ活用など)への移動を検討。市場価値の客観確認として、ビズリーチ等で職務経歴書を登録しスカウトの傾向を見るのが有効です。

パターン② 管理職としての重圧・板挟み

特徴:プレイングマネージャー化/会議過多/部下育成と数値責任の二重負担

対処の方向性:「マネジメント経験を活かす方向」と「専門性を深める方向」のどちらを次の10年で選ぶかを言語化。JACリクルートメントなどの両面型エージェントとの面談で、市場の評価軸を確認できます。

パターン③ 給与カーブの頭打ち

特徴:等級が上限/賞与の連動性が弱い/業界平均との乖離

対処の方向性:業界相場との比較、社内での評価制度の理解、転職での年収水準の三点を並べて確認。情報を持って交渉する方が、社内・社外いずれの選択でも建設的に進められます。

パターン④ 健康・体力の変化

特徴:睡眠の質の変化/健康診断の数値が気になる/長時間労働への耐性低下

対処の方向性:体調面の懸念がある場合は、転職活動より先に医療機関・産業医への相談を優先してください。働き方の見直しは、回復のあとでも遅くありません。

パターン⑤ 親の介護を見据えた働き方の見直し

特徴:実家との距離/在宅勤務の可否/介護休業制度の活用余地

対処の方向性:勤務地・在宅可否・所定労働時間・介護休業制度の整備状況の4点を軸に、現職の制度活用と転職の比較を並べて検討。育児・介護休業法に基づく介護休業は対象家族1人につき通算93日まで(最大3回分割可)、時間単位の有給制度の有無も確認しておきたいポイントです。

長期視点で考える3つの軸

40代の判断は「今の不満を解消する」だけでは足りません。60代までの20年を視野に入れた三つの軸で並べて考えると、選択肢の重みづけがはっきりします。

経済設計

60代までの収入カーブ

役職・等級の上限、退職金の積み上がり、企業年金、住宅ローン残高、子どもの教育費の山などを並べて、残り20年で必要な総収入を見える化します。

  • 60歳までの想定収入(現職継続/転職)
  • 退職金・確定拠出年金の見込み
  • 住宅ローン残高と返済計画
キャリア資本

これから積む専門性

40代以降は「広く浅く」より「深く長く」が評価されやすい傾向があります。次の10年で何を積み上げるかを決めると、求人の見え方が変わります。

  • マネジメント経験の深掘り
  • 専門領域の業界知見
  • 越境スキル(DX・グローバル等)
家族設計

教育費と介護のタイムライン

家族のライフイベントと働き方は密接につながっています。勤務地・労働時間・在宅可否は、長期で見るほど効いてきます。

  • 子どもの進学スケジュール
  • 親の年齢・介護の見通し
  • 配偶者の働き方との両立

三つの軸を一枚の紙に書き出してみると、「今すぐ転職する」「いまは社内で動く」「情報収集だけ進める」のいずれが自分に合うかが見えてきます。エージェントとの面談は、この棚卸しの相手として活用するのが効率的です。

40代の動き出しに合うエージェント

40代の選択肢は、ハイクラス系の併用で大きく広がります。職務経歴書の登録だけでも、市場の評価が見えてきます。登録は無料で、見送る選択も自由です。

40代の年収交渉の実情

40代の転職では、年収提示は「現職の年収+経験・スキルの市場価値」で組まれることがほとんどです。希望年収を伝える際の考え方は、20代・30代と少し変わります。

場面 40代での進め方
初回面談 「現職の年収・想定賞与・確定拠出年金の会社拠出額」をすべて開示。エージェントが理論年収を組み立てやすくなります。
希望年収 「現職維持」「+10%」「+20%」の3レンジで提示。条件と求人の優先度の重み付けが明確になります。
役職・等級 マネージャー職・部長職など役職での提示か、等級での提示かを確認。年収だけでなく裁量範囲も併せて比較。
オファー面談 基本給・賞与・固定残業・退職金制度・確定拠出年金の有無まで含めて、年収だけでない総額で比較する。

ハイクラス系エージェント(JACリクルートメント等)は、こうした年収交渉の進行に慣れています。面談で評価された強みを、求人選定と年収提示の根拠として企業側に伝えるのが両面型エージェントの強みです。

退職金・年金との関係を整理する

40代の転職判断で見落としやすいのが、退職金と企業年金の取り扱いです。会社ごとに制度が異なるため、就業規則・退職金規程と最新の給付見込みを確認したうえで判断すると、長期で見たときの誤差を小さくできます。

退職金

勤続年数に応じて支給率が変わる「ポイント制」「勤続給連動型」など、設計は会社ごとに異なります。「あと数年で支給率が上がる」「退職時期で税制上の控除枠が変わる」といったケースもあるため、退職時期の調整余地を含めて検討するのが現実的です。

確定拠出年金(企業型DC)/iDeCo

転職時には、企業型DCを転職先の制度または個人型iDeCoへ移換する手続きが必要になります。放置すると自動移換となり運用が止まるため、早めの対応が望ましいポイントです。

確定給付企業年金(DB)

会社により、退職一時金として受け取るか年金として据え置くかの選択肢があります。受け取り時期と税制(退職所得控除・公的年金等控除)の関係で受取総額が変わるため、規程の確認と必要に応じてファイナンシャルプランナーへの相談が有効です。

40代特化のエージェント活用|ハイクラス系の重要性

40代の求人は、「公開求人で見えるのは一部」という構造的特徴があります。役職者ポジションや専門職の高待遇求人は、エージェントを通じて非公開で動くことが多いためです。複数のエージェントを併用し、求人の全体像を把握するのが効率的です。

JACリクルートメント|30〜50代ハイクラス・両面型

同一コンサルタントが企業と求職者の両方を担当する両面型支援。外資・グローバル・管理職領域に強み。

合うタイプ:マネジメント経験あり/英語使用環境を視野/専門領域での年収維持〜上昇を狙う層。JACリクルートメントの詳細を見る ›

ビズリーチ|スカウト型・市場価値の客観確認

職務経歴書を登録すると、企業・ヘッドハンターから直接スカウトが届く構造。市場価値の客観確認として、辞めるかどうかを決める前段階で活用できます。

合うタイプ:まずは情報収集から始めたい/自分の経歴がどう評価されるかを確かめたい層。ビズリーチの詳細を見る ›

リクルートエージェント|求人量が豊富・選択肢の全体像

公開・非公開を合わせた求人量が多く、40代の選択肢の網羅的な把握に向きます。専門特化型と並行して使うと、視野の偏りを抑えられます。

合うタイプ:業界・職種を広めに見て決めたい/面談を通じて整理したい層。リクルートエージェントの詳細を見る ›

3社のうち1社でも面談すると、自分の経験がどんな求人につながるかの解像度が一気に上がります。並行登録は一般的な進め方で、エージェント側もそれを前提に対応しています。

同じ立場で動いた40代の声

実際に長期視点で動いた40代の事例を、編集部の体験記から紹介します。

43歳・男性

「メーカーの経理課長として15年。給与カーブが見えてきて、次の10年をどう積むか考え始めました。JACの担当者と話して、同業界の財務責任者ポジションに移動。年収780→920万円、住宅ローンの繰上げ返済も計画通りに進められそうです。判断材料が揃った状態で動けた点が良かったと感じています。」

— 田島健一さん(経理課長→財務責任者) ▶︎ 体験記の続きを読む
46歳・女性

「親の介護が始まり、勤務地と在宅可否を軸に見直しました。ビズリーチに職務経歴書を登録したら、想定より幅広いスカウトが届いて視野が広がりました。最終的に同業界のリモート可ポジションに移動。介護と仕事の両立がしやすい体制になり、母との時間も取れるようになりました。」

— 中村真理子さん(営業企画→事業企画) ▶︎ 体験記の続きを読む
48歳・男性

「IT業界でプロジェクトマネージャーを長く担当。マンネリ感と成長実感の薄さに向き合うため、リクルートエージェントとJACの2社に登録して、半年かけて選考を進めました。結果としてDX推進責任者ポジションへ。年収は据え置きですが、専門性の積み上げ方が変わり、50代を迎える準備ができたと感じます。」

— 大原浩一さん(PM→DX推進責任者) ▶︎ 体験記の続きを読む

💚 体調面で気がかりがあるときは

不眠が続く・健康診断の数値が悪化している・気持ちが沈んだ状態が長く続く、といったときは、転職活動より専門家へのご相談を優先することをおすすめします(電話番号・運営は2026年5月時点)。

よくある質問(FAQ)

40代の転職は本当に可能ですか?

厚生労働省「令和6年雇用動向調査」によれば、40代の転職入職率は男女・年齢階級により概ね5〜10%台で推移しており、管理職・専門職の経験を活かした移動が中心です。マネジメント経験・専門スキル・業界知見のいずれかを言語化できれば、ハイクラス系エージェントを通じた選択肢は十分に広がります。

40代で年収を上げる転職は現実的ですか?

厚生労働省「令和6年雇用動向調査」では、転職入職者全体のうち賃金が増加した人の割合は約40.5%で推移しています。マネジメント・財務・IT・グローバル領域では指名度の高い募集が出やすく、複数エージェントの併用と希望条件の言語化で選択肢が広がりやすくなります。

退職金や企業年金はどう影響しますか?

勤続年数で支給率が変わる退職金制度や、確定給付型・確定拠出型の企業年金の取り扱いは会社ごとに異なります。就業規則と退職金規程を確認したうえで、転職後の収入増減と合算して長期で比較するのが基本です。確定拠出年金(企業型DC)は転職先や個人型iDeCoへの移換手続きが必要となります。

管理職経験がない40代でも転職できますか?

可能性は十分にあります。専門分野での実務経験・業務改善の実績・後輩育成の経験などは「準マネジメント」として評価対象になります。職務経歴書で具体的な数値(規模・期間・成果)を伴う言語化ができるかが鍵で、エージェントとの面談で棚卸しを行うのが近道です。

親の介護を考えながら転職するときの軸は?

勤務地・在宅勤務可否・所定労働時間・有給と介護休業制度の整備状況の4点を最優先軸として整理すると検討がぶれにくくなります。育児・介護休業法に基づく介護休業制度や時間単位有給の有無は、応募前にエージェント経由で確認するのが効率的です。

在職中に動くべきですか、辞めてから動くべきですか?

40代は生活費・教育費・住宅ローンとの兼ね合いから、原則として在職中の活動が選択肢を広げやすいタイミングです。書類作成・面談・選考はオンライン対応できるエージェントが多く、平日夜・土曜の面談調整も可能です。退職時期の交渉もエージェントを介して進められます。

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編集方針・調査方法

編集者
編集部・佐藤(人材業界10年・転職経験3回)
監修者
転職ガイド編集部(キャリアコンサルタント国家資格保有者監修)
調査方法
厚生労働省「2024年 雇用動向調査」/自社アンケート(40代142件・2026年4月実施)
注意事項
本記事は医療行為や個別の心理的助言、個別の税務・年金助言を行うものではありません。体調面の懸念がある場合は医療機関、税制・退職金の詳細は会社の人事部やファイナンシャルプランナーにご相談ください。
免責事項
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更新履歴
2026-05-08 公開
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